ワシヅオートセンターです

スズキのキャリィ(DA63T) エンジンがご機嫌斜めということで入庫です
症状としては、「エンジンが暖まってくると不調になる 特に加速しようとすると力が無くなる」そうです
なにが原因か調べていきます
まず、こういう類はスパークプラグの点検

すこしピンボケしてますが、状態は悪くなさそうです
余計なお世話かもですが、プラグがすこしオイルで潤っています
そろそろタペットパッキン交換しましょうね
ひどくなると、また別の不調につながります
次に疑わしくは、イグニッションコイル

各コイルに番号振って、1箇所づつ正常な別のコイルと入れ替えていきます
そして、不調な症状が出なければ、そのとき入れ替えていたコイルが不調ということです
しかしながら、結果はどのコイルも正常… 想定外の結果
てことは、残るは燃料か圧縮か?
圧縮なら常に不調だろうし、燃料系を見てみようと思っていると オーナーさんより有力な情報をゲット
「燃料はほぼ満タン入れてるのに、たまに燃料計が空になったり、途中から上がってきたりします」
これは…燃料ポンプ側に原因ありかもです
タンクを降ろして確認してみます…と

これは すごい色です… タンク錆てます…
キャリィは燃料タンクが鉄で出来てますからね

燃料ポンプのストレーナーも錆でビッチリです
これが原因ぽいです
ストレーナーが詰まることによって燃料吸い不足でエンジン不調
「エンジン暖気後」は読み替えると「エンジンをしばらく掛けてストレーナーが詰まってくると」といくことになります
最初のうち調子いいのは、乗らない間にちょっとストレーナーから錆が落ちたんでしょうね
加速時に特に不調というのは、燃料不足だったです
錆のせいで燃料のゲージもおかしかったんですね

ガソリン抜きました
タンク内が全体的に錆びてます これ、ガソリン入れ替えればいいって話ではないです
錆をなんとかしないとまた不調になります

タンクを洗浄に出すこと(外注)も可能ですが、やってみないと費用がわからないのと、日数も掛かりますので
今回は中古のタンクを手配しました

タンク内もきれいです ヨカッタ
中古部品はアタリハズレがありますので、ちゃんとした業者さんから、ちゃんと確認して買いましょう

タンクとポンプの間のパッキンはパキパキになってましたので

新品を手配しました
燃料漏れに係わる部品は、しっかり交換しましょう できたら純正がいいですよ
ガソリン漏れしたら大変ですからね そこに万が一、火が着いたら即全焼です
たぶん、消防署の目の前で燃えても間に合わないくらいガソリンはよく燃えます

そうしましたら、新たなタンクにゲージassyを移設
本来でしたら、ここも錆の影響を受けてますので新品に交換した方がいいです
アッセンブリじゃなくとも、せめてポンプだけでも交換した方がいいですよ
今回は予算の都合で、洗浄だけして組つけました
最後に、新しいガソリンを給油しまして作業は完了です
数回試運転しましたが、症状は出ませんでしたので原因はタンクの錆だったようです
このキャリイはセカンドカーだそうで、あまり乗ってないのがタンクの錆に繋がってしまったかもしれません
定期的に乗って、定期的にガソリンを入れるのが効果的と思います!
車ってたくさん走れば走った分だけもちろん傷んできますが、まったく乗らないのも特有の痛みが出てしまいます
これからは、適度に乗ってあげてくださいね☺️
くれぐれも、燃料系を整備するときは火気厳禁です