セルシオ 各部メンテナンス ステアリングラック編

ワシヅオートセンターです

トヨタ セルシオ(UCF30)です

タイミングベルト交換と同時進行でもう一つ修理です

オーナー様より「走行中、コトコト異音がするから調べて欲しい」っと前回の1年点検の際に依頼されていました

点検の結果、ステアリングのラックエンドにガタが出てました

こちらも今回修理していきます

まずはラックを外します 前側ラックなのでスペース広々で作業性いいです

配管やシャフトを抜きまして

ステアリングラックを取り外し

ちなみに、今回異音を起こしていたのはこのジャバラの中

重力に負けて先端のネジの方が床に垂れちゃってますね

ジャバラを外すとこんな感じ ラックエンドって名称ですが、この関節みたいな部分が痩せてしまいコトコト異音に繋がっていました

ここだけ交換することも可能なのですが、年式・走行距離的に今後オイル漏れ等考えられますのでリビルトで対応します

リビルトラックです

逆の手順で取り付けていきます

さっき垂れ下がっていたラックエンド部分

リビルドラックの方は、重力に負けずそそり立っています💪

若いですねー!元気ですねー!ビンビンです!10代って感じです!😍

逆の手順で組んでいきましょう

油圧パワステの場合、ステアリングラックと一緒に交換しておきたいのがリザーブタンク

タンクの中に茶こしみたいなフィルターが入ってるんですが、結構汚れてることが多いんです

パーツクリーナーとかでよく洗浄してもいいのですが、比較的安価なので交換しちゃうのが確実です

むしろ、長く乗り続けたい方は部品が出るうちにこういった部品は変えておくのが吉です

このフィルターが詰まるとポンプの異音に繋がったりします

装着しましたらフルードを充填しまして、サイドスリップ調整したら作業完了です

試運転しまして異音も消えてばっちりです

タイミングベルトにラジエターにステアリングラックと一気に整備しましたので、そこそこ費用は掛かりました

今回のように一気にやるもよし、優先順位をつけて部位ごと分けてやるもよしです

ありがたいことに「長く乗り続けるにはどうしたらいいか?」ていう相談や見積もりを最近受けることが増えてきたのですが

大事なのは、どこを直すべきか・メンテナンスすべきかお車の状態を、車屋とオーナーさんが一緒に把握しておく事だと思います

そのうえで相談に乗ってくれて、自分に合う車屋さんを見つけて、行きつけにするのがいいと思いますよ

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