ワシズオートセンターです

ダイハツ ムーブ(LA150S)です
同業他社より修理の依頼で入庫
オーナーさんが高速道路を走行中に「冷却水が高温です」という表示が出たためすぐにSAに避難、依頼元の車屋さんがロードサービスで引き上げしたとの事
依頼元にて、一通り点検しラジエターキャップを外すと冷却水が減っていたため少し足した
ですが、その後点検するも「冷却水が高温です」となる原因が見つからなかった っとの事です
一通り点検されてるとなると、原因の特定は難題な気がします…
それでは、こちらも点検していきます

ボンネットを開けたところ、リザーブタンクのちょっと下のあたり
なんかピンク色になっている場所があります
これ、ラジエータのロアホースです

反対側にスマホ突っ込んで写真撮ったら、がっつり漏れてる感じが
写真の左下あたりに2本棒が飛び出てるような部品がありますが、これは助手席側のエンジンマウントです
そのステーとロアホースが接触していました
こすれて穴が開いてしまったようです

下から覗いてみましたら、しっかりと漏れています
依頼元は本当に一通り点検したのでしょうか…

試に、ラジエターキャップテスタで圧をかけてみますと

細い線のように見えますが、冷却水がロアホースからピーっと出てきています
冷却水が減っていた原因はこれですね
依頼元はこういう点検はしなかったんでしょうか…?

リザーブタンクを外すと分かりやすいのですが、ロアホースがエンジンマウントのステーと接触しています
ロアホースは本来ラジエータ側のバンド(白っぽいプラスチックの部品)で固定され、ステー側にいかないように留めてあるのですが、バンドが外れています
聞くところによると、このお車は数年前に事故でラジエータを交換しているとの事
なんとなく事の経緯が見えてきたので、交換していきます

新品のホースを手配します メーカー欠品で少し時間が掛かりました

冷却水を抜いて

旧ホースを摘出
長い期間擦れ続けて、最終的に穴が開いたって感じです

ホースをラジエーター側に固定するバンドは、もちろん新品です

これが旧バンド
試しにロックしてみたところ外れません つまりは生きてます
ラジエーター交換する際にこのバンドは交換、もしくは移植しますので
その時に留め忘れてしまったんですかね

ロアホースの上下のバンドも新品にします
もともとここから漏れていたわけではないので、再利用しても問題ないかもしれませんが念のため
特にこういった下請け作業の場合は、可能な限り新品を使用して修理します
仮に後日にここから漏れてきてしまったら、劣化なのかうちのミスなのかって話になってトラブルの元です
そんなこと関係なしに、困るのは何度も修理に出さないといけないオーナー様です

新品のホースとバンドを取付 これが本来あるべき姿です
手で揺すったくらいじゃバンドは外れません

冷却水の注入しエア抜き作業
合わせてオーバーヒートでダメージを受けてないかチェック

試運転実施し、念のため再度加圧し他の箇所から漏れてこないかもチェック
問題なさそうです
オーナー様には安心して乗り続けて頂きたいですね
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