ワシヅオートセンターです

スズキ エブリィ(DA62W)です 車検で入庫いただきました
それは2月のまだ寒い日のこと
朝、始業とともにお客様の自宅に引き取りに伺いまして
会社に戻ってるときに気が付きます

5分程走行してますが、水温計が全く上がりません
いくら寒いとは言え、5分程走行して水温が全く上がらないのはおかしいです ディーゼル車ならともかく
少しエンジン回転を上げて走ってみます

少し上がりました
メーターが壊れてるわけではなさそうですね
しかしながら、本当は真ん中くらいまでは上がるはずです

暖房をつけてみても、なんだか風がぬるいです
サーモスタットが不良になってる可能性がありますので、修理していきます
サーモスタットとは、エンジンの熱で熱々になった冷却水を、冷やす用のラジエーターへ冷却水を流したり・塞き止めたりを行う弁みたいなものです
例えば、冷却水が85℃まで上昇したらラジエーターへ流して、82℃まで下がったらラジエーターへ流れないように塞き止めたりしています(温度は車種やグレードにより様々です)
車にとって超重要な部品であります

まずは冷却水を抜きます

冷却水を抜いてる間に、サーモスタットとご対面するべくセンターコンソールをずらします
器用にやればずらさなくても交換できますが、ずらして広々作業した方がやりやすいと思います

ずらしたセンターコンソールの下をのぞきますと、黄色丸で囲ったサーモスタットの部屋が見えます
黄色丸の中心よりちょい左くらいにある、プラスのねじは最後に冷却水のエア抜きに使う、エア抜き用のねじです 後々の作業で使うので、きちんと回るか確認しておきましょう

パカッと開けると、サーモスタットがこんにちは(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡

新品に交換します
今回は社外品を使いますので、形状が多少違います
新品を組みまして、冷却水を入れていきます 冷却水も新品にします せっかくの機会ですのでね

冷却水のエア抜きは、先ほど紹介したエア抜き用のボルトと、

ボンネット開けたところにある、このホースから冷却水が溢れてくることを確認します
しっかりとエンジンを温めて冷却水を循環させて、エア抜きを行います
その後、エンジンが冷えるまで放置し冷却水の量を点検すれば交換作業は完了します

一度エンジンが冷えましたら、エンジン始動
5分ほどのアイドリングでしっかり水温計が真ん中まで上がりました

暖房もしっかり効いてます これにて作業完了です
今回、サーモスタット不良により冷却水が温まらないという事例でして
俗にいうオーバークール状態です
逆のオーバーヒートよりは致命傷にはならないですが、
車が、早くエンジンを適切な温度まで温めようと頑張りますので
いつもでもアイドリングが高いままだったり、AT車ですと高いギヤにシフトアップされず走りに違和感が出たりもします(これにより燃費も悪くなります)
なによりも冬場に暖房の効きが悪いです
そのままにしていても、車にも乗ってる人にもいいことはありませんので
見つけ次第、修理していくのがベストでございます
ちなみに、最近のお車は水温計がメーターではなく警告灯の車種が多いです

この青色の表示がいつまでも消えないのは、今回の事例の可能性があります
こういうメーターの表示は意味があって付いてますので、ぜひ見てあげてください
青いヨットのマークではありませんよ!