ワシヅオートセンターです
トヨタ プリウス(ZVW30)
車検で入庫です
とある会社さんの社有車でして、今まで他社で車検等行っていたそうですが リース契約にともない弊社に入庫頂くようになりました
今回、初入庫です
走行距離は約23万Kmほど さすが仕事で使われる車は走行距離が伸びます
それよりも…チェックランプ点いてるのですが…
ディスプレイにも出てますが、ハイブリッドバッテリーの不良です
👨🔧「いつ頃に点きましたか?」
👨💼「4年くらい前からかなー」
👨🔧「え、前回の車検の時も点いてたんですか・・・?」
👨💼「うん、むしろ前々回の車検から点いてたけど」
👨🔧「そおでしたか・・・」
エンジンチェックランプ点灯してると車検はNGですが…その時だけ消去してたんですかね
1度消去すれば数日から数カ月は消えたままです 本当はあまり良くないですがこうすれば車検はパス出来ます
そういうのってアリなのーって思ってしまいますが、今までの車屋さんを悪く言うつもりは決してありません
高額修理で尚且つ直さなくても走ることは出来る…直すか難しいところですよね
ましてや社有車となると、さらに費用は掛けたくないもの 社有車って会社にとってはコストの1つですしね
今回はリース契約内にこういった修理も含まれていますので、修理していきます
その他、距離も距離ですのでいろいろと手を付けていこうと思います
というわけでして、ハイブリッドバッテリーを
リビルドのバッテリーに取替
ハイブリッドバッテリー用のブロアファンかなり汚れているのが分かると思います これも交換です
これが不良になるとハイブリッドバッテリーがオーバーヒートになって壊れてしまう事例もあるそうです
エアコンのブロアファンとかもそうなんですが、汚れなどでフィンの重さが変わってしまい回転軸の重心がぶれたりしてうまく回らなくなったりもします
もちろん落としたり、なにかをぶつけたりするだけでも軸がぶれたりしちゃいます
意外と繊細な部品なんです
一緒に12Vのバッテリーも交換
前後のブレーキパットもだいぶ減っているので交換
記録簿を見てみますと前々回の車検時(4年前)に交換歴があります
トヨタ系のハイブリッド車って回生ブレーキが効くので、ブレーキパットってあんまり減らないんですよ
このプリウスはここ4年の距離から考えても、減りが早すぎます
実はハイブリッドバッテリーのエラーが出ると、EVの機能がすべてOFFになります
電気で走ることも無いですし、信号待ちでもエンジンは掛かりっぱなし、回生ブレーキも効きません
約40Kgの荷物(ハイブリッドバッテリー)をトランクに常に載せている、普通のガソリン車になってしまいます
ですので、ブレーキパッドも通常より早く減ってしまいます
今回から、またハイブリッド車に戻りますのでブレーキパットも長持ちしてくれると思います
久しぶりにサイドブレーキ兼用のキャリパピストン
S13シルビアに使って以来、10年ぶりにこの工具を出した気がします(笑)
ロアのボールジョイントブーツが破けてます これ破れてると車検NGです
ブーツだけの交換も可能ですが、距離も距離ですのでボールジョイントごと交換
今回のようにロアアームと分離できるタイプの車ですと、比較的リーズナブルに修理できます
木端微塵にブーツが破けたスタビリンクも交換
車検はもちろんのこと、異音にもつながりやすい部品です
20万Kmごとに交換しましょう(※このプリウスの場合)のスパークプラグも交換されていないので交換
できたら推奨距離に到達する前に変えておきたいですね
使われる場所がダートが多いため、砂まみれのエアクリーナーエレメントも交換
元々の色が違うためカビてるように見えますが、そういうわけではないです
ぶつけて割れてしまったテールランプ
これは金額を抑えるために、中古部品で対応しました
こういったメジャーな車種は中古部品や再生部品が豊富なので助かります
ナンバー灯が片方球切れしています
もちろん交換するんですが
ナンバー灯は左右ともに同じ時間点灯しています
片方ダメなら、もう片方ももうじきダメになる可能性は高いですので、こういった時は両方変えちゃうのがいいです
費用も掛かる話ですが、もう片方が球切れて、また車屋さんに行く手間を考えたら楽ですよね
だいたい球切れに気が付かず走り続けるケースが多いですが… このケースの予防にも繋がりますね
これで悪いところは手を付けさせて頂きました その他エンジンオイル交換等整備を行いました
たかが社有車されど社有車 会社にとって車検やメンテってコストですが
仕事中に壊れて仕事に支障が出てしまうのもコストの一つですよね
メンテナンスしてお車はいい状態に保ちましょう
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